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ローマ人の物語〈32〉迷走する帝国〈上〉 (新潮文庫 し 12-82)何をやってもうまく行かない時代
帝政ローマにとって、辛い時代の始まりである。

まさに何をやってもうまく行かない時代。前線基地で次々に皇帝が斃れ、その場で熟慮もなく新皇帝が擁立される。

元老院は軍団の統制が出来ず、軍団兵もローマと言うより自分の出身地を護るために戦う。

おまけに外敵は徐々に進歩し、手ごわさを増していく。

カエサルはすでに遥か昔、至高皇帝トライアヌスからも150年もの年月を経た時期に迎えた苦境だ。

皇帝が変わるたびにころころ変わる政策が無駄で実効性がない、といった指摘は、現代の日本の抱える問題点そのものだ。

そういえば、『ローマ人の物語』を読むたびにふと考えてみる。

大統領は皇帝、上院・下院は元老院、米軍は軍団兵で…などと考えると、本当にローマとアメリカ合衆国はよく似ている。

多分日本は属州エジプトとかカルタゴあたりか???。う~む。




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